みなさん、あけましておめでとうございます!
代表の北です。
正月休みもあっという間に過ぎ、ノースは5日から稼働しております!
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さて、今回は正月にちなんだ「門松」の話です。
最近あまり普通の家では見ることの少なくなった、正月の間に飾られる門松。
門松と聞いてもあまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんね。
なので、例によって少し調べてみました。
【門松(かど-まつ)】
正月に家の門口に立てる飾りの松。元来、年神 (としがみ) の依 (よ) り代 (しろ) であったとみられる。中世以降、竹を添える場合が多い。かどのまつ。まつかざり。《季 新年》「門松の雪のあたたかに降りにけり/涼菟」
(デジタル大辞泉)
名前の由来は家の門口に立てる松ということですね。そして、年神様の依り代として置かれていると。
門松は一般的に12月13日~1月7日(関西は1月15日)まで飾られ、
その飾られている間を「松の内」といいます。
ちなみに年神様とは、お正月に迎えいれられる神様のことです。
そして依り代とは、神様が憑依する物のことを意味します。
つまり、門松は年神様をお迎えするためのツールであり、正月以降に飾られる門松は年神様そのものであると言えます。
さて、そんな年神様が憑依されている門松ですが、どの様に処分するのが良いかご存知でしょうか?
信心ある方もない方も、「神様である」と聞いてしまったらあまりぞんざいな処分はできないのではないでしょうか?(^^ゞ
さて、廃棄方法ですが、一般的には大きく分けて2つあります。
ひとつは神社に依頼するというもの。
地域によってちがいますが、1月15日に多くの神社では「どんど焼き」と呼ばれる、
門松や注連縄を焚き上げる神事がありますので、そこで焚き上げてもらいます。
この焚き火によって年神様は天に還ると言われています。
尚、この「どんど焼き」の火にあたると1年間健康で入られる、字が上手になる、頭が良くなる等
地域によっていろいろ言い伝えがあります。
と、いうことで一般的に門松は1月15日までは保管をしなくてはならないので、
それまでは紙等にくるんで清潔に保管すると良いでしょう。
ちなみに「どんど焼き」を行っていない神社でも依頼をすれば清めた後に焚き上げてくれます。
そしてふたつ目は自分で処分するというもの。
この場合、燃えるゴミの日に廃棄するのですが、そのまま廃棄してはいけません。
燃えるゴミとして廃棄する場合は、細かくして新聞紙等にくるんで廃棄をしましょう。
場所によってはお清めの塩をふる、というところもありますが、焼却炉にあまりよろしいとは言えないので
私からはあまりお勧めしません(笑)
…いかがでしたか?
近年日本文化が忘れられてきているので、たまにはこのような記事も良いかと思って投稿しました(^^ゞ
正月気分から抜け出すのは中々大変ですが、皆さんがんばりましょう!!(^^)
※おまけ
ちなみに「松」は旧字で「柗」と書きます。
柗はそのつくりから「八白の木」とも言われています。
古代中国には九星といわれる方角によって吉凶を占う民間信仰がありました。
九星については長くなるので細かいことは省きますが、内容をおおまかに説明すると、
9方向(東、東南、西、西北、中央、南、南西、北、北東)を
7色(白、黒、碧、緑、黄、赤、紫)と
9種(一白、ニ黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫)に当てはめて
それぞれ占うというものです(ややこしい!)。
それがやがて日本の陰陽道や風水にも利用されていくようになり、より複雑になっていくのですが、
今回の話の主旨とは違うので省略します。
話を戻して、八白の木。
この「八白」とは九星では「北東」の方角を意味します。
そして、この北東はいわゆる「鬼門」と呼ばれている方角です。
つまり、柗は「鬼の木」ということになりますね(´・ω・`)
これを信ずるのならば、松は神ならぬ鬼が宿っていることになります( ゚Д゚)。
しかし、だからこそ門松はお焚き上げをして鬼を天に還し、現世に残らないようにするのかもしれません。
いずれにしてもどう考えるかは、信じる人次第です(笑)